【40代社会人が独学で消防整備士乙4級に受かった体験談】

勉強法

消防設備士乙4の受験を考えるとき、真っ先に気になるのが「合格率はどれくらい?」という点。ここでは令和6年度(R6)最新データと、40歳で独学合格した体験をあわせて解説します。

1. 消防設備士乙4の合格率【2025年最新データ】

消防設備士乙4の合格率は例年30〜40%前後で推移しています。最新の令和6年度(2025年実施)の試験結果は以下の通りです。

  • 受験者数:7,448人
  • 合格者数:2,323人
  • 合格率:31.2%

合格率はおよそ3割。決して高くはありませんが、適切に対策すれば十分に突破可能なレベルです。

2. 合格率から見る試験の難易度

合格率が約3割という数字だけ見ると「やや難しい」と感じるかもしれません。ただし、難易度の感じ方は人によって大きく異なります

私(文系寄り)は電気基礎や実技の記述を難しく感じました。一方で、理系バックグラウンドのある方は電気分野を比較的易しく感じるはず。どの分野が難しいかは、経歴や得意分野によって変わります。

3. 40歳から挑戦したリアルな合格体験

私は40歳・ウーバー配達員として働きながら、約2か月の独学で合格しました。結果は以下の通りです。

  • 法令:70%
  • 基礎知識:40%
  • 構造・機能:66%
  • 筆記全体:63%
  • 実技:60%

ギリギリのラインですが、合格基準(筆記:全体60%以上かつ各科目40%以上/実技:60%以上)を満たして合格。体感としては、法令・構造で稼ぎ、電気基礎と実技は最低限を死守する戦略が有効でした。

具体的な勉強方法は、こちらの記事で詳しくまとめています👇

合格体験記【2025年8月2日受験 → 9月2日合格発表】独学で合格するための勉強方法を徹底解説

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過去問の使い方と勉強スケジュール【独学向け】

4. 合格率を上げるために必要な勉強戦略

  • 教材は絞る:「消防設備士第4類(甲種・乙種)〈令和6年 上巻・下巻〉」と過去問のみ。あれこれ手を出さず反復。
  • 電気基礎は割り切る:全理解は不要。頻出の公式と問題を中心に、最低2問を確保するつもりで。
  • 実技は“書く”練習:名称は覚えるだけでなく、漢字で書けるまで手を動かす。
  • 直前1週間の追い込み:社会人でも1日30分〜1時間の継続+直前週の総復習で一気に仕上げる。

5. 40代から資格に挑戦するメリット

  • 年齢はハンデにならない:やるべき範囲を絞れば十分に合格可能。
  • 収入の選択肢が増える:点検・整備の現場ニーズが安定している。
  • 自信がつく:合格率3割前後の国家資格に合格した実績が次の挑戦の土台に。

まとめ|合格率は3割前後でも“狙える”資格

消防設備士乙4は、合格率31.2%(R6)と数字だけなら簡単ではありません。しかし、テキストと過去問に集中し、直前1週間で追い込みをかけることで、独学でも十分に突破可能です。

  • 法令・構造は暗記で得点源に:努力次第で安定して稼げる。
  • 電気基礎は人による:文系は難しめ、理系は易しめ。自分の背景にあわせて配分。
  • 実技は“書けるか”が勝負:覚えただけでは書けない。手を動かして定着。
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