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40歳・社会人(ウーバー配達中心)でも、独学2か月で消防設備士乙4に合格できました。
消防設備士乙4の合格基準は、筆記で全体60%以上かつ各科目40%以上、さらに実技で60%以上です。
今回の結果は 法令70%/基礎知識40%/構造・機能66%/筆記全体63%/実技60%。
筆記の基礎的知識と実技は、それぞれ5問前後しか出題されないのに不合格に直結しやすい科目です。私は基礎知識40%、実技60%ぴったりと、筆記・実技ともにギリギリの合格ラインでした。
だからこそ「失敗しないために最低限やるべきこと」がはっきり見えました。本記事では、短期間合格を目指す社会人向けに、週ごとの学習計画・科目別対策・過去問の回し方をコンパクトにまとめ、詳細は関連記事へ案内します。
・筆記:全体60%以上、各科目40%以上
➡ 基礎的知識は5問中2問以上正解が必須
・実技:60%以上
➡ 5問中3問以上正解が必須
1. 受験データと前提(スコア公開)
- 受験日:2025年8月2日
- 合格発表:2025年9月2日
- 得点内訳:法令70%/基礎知識40%/構造・機能66%/筆記全体63%/実技60%
消防設備士乙4は筆記で全体60%以上+各科目40%以上、さらに実技60%以上が合格ライン。筆記全体と実技が60%を超えたことで合格を確保できました。
2. 独学2か月で合格した全体戦略
使用教材:『消防設備士第4類(甲種・乙種)〈令和6年 上下巻〉』
このテキストに掲載されている★マーク付きの頻出問題を最優先に取り組むことで、短期間でも得点を安定させやすい。
- 過去問中心:まずは傾向を体に入れる(理解は後追い)。特に★マーク問題を徹底して暗記
- 法令・構造で得点回収:出題数が多く得点源になるため、★マーク付き頻出問題を重点的に暗記する
- 基礎知識・実技は効率重視:捨て分野を決め、★マーク付き頻出問題に集中する
3. 8週間の学習スケジュール例
使用教材:『消防設備士第4類(甲種・乙種)〈令和6年 上下巻〉』
このテキストをベースに、出題分野を「消防法令 → 設備等の構造・機能 → 設備等の工事・整備 → 設備等の規格に関する省令 → 電気に関する基礎的知識 → 実技(鑑別等)」の順で進める。
週 | 目標 | 具体タスク |
---|---|---|
1〜3 | 全体像1周目 | 全科目を一巡し、★マーク付きの頻出問題を優先して暗記 |
4〜5 | 全体像2周目 | 頻出問題以外も暗記。弱点分野を洗い出す |
6〜7 | 精度UP | 過去問で間違えたページに付箋を貼り、繰り返し解いてミスを潰す |
8 | 仕上げ | 直前総復習。頻出問題は完璧に仕上げる |
学習時間の目安:平日は1日1時間程度、休日は3〜4時間まとめて取り組むとバランスが良い。
4. 科目別勉強法
法令(結果:70%)
- 条文はある程度暗記して対応する。
- カード化に時間を使うより、過去問の問題文そのものを暗記した方が効率的。
- 選択肢の言い回しや数字をそのまま覚え、出題形式に慣れる。
基礎知識(結果:40%)
出題は5問。最低2問正解できれば基準クリア。
- 自分が理解できない分野(正弦波交流/クーロンの法則/三相誘導電動機など)は思い切って捨てる。
- 出題頻度の高い計算や公式(オームの法則・電力量など)を繰り返し過去問で練習。
- 単位や定数は表にしてスキマ時間で暗記。
構造・機能(結果:66%)
- 過去問暗記で十分対応可能。図と名称を問題を通じて繰り返し覚える。
- 新しい教材に手を広げず、同じ問題を反復して定着させる。
実技(結果:60%)
名称は「実技試験」だが、乙種の場合は実際には『この名称を答えなさい』という筆記問題が中心。
- 過去問暗記が最重要。見た図や機器名称をそのまま書けるようにする。
- 「覚えたつもり」でも漢字や用語が出てこないことが多い。必ず書く練習をして手で再現できるようにする。
5. 過去問の回し方(短期合格ループ)
使用教材:『消防設備士第4類(甲種・乙種)〈令和6年 上下巻〉』
このテキストに掲載されている★マーク付きの頻出問題を最優先に解き進めることが、短期合格のカギ。
- 1周目:全体をざっくり解き、★マーク問題を重点的に暗記する
- 2周目:★マーク以外の問題も含めて正誤を確認し、範囲と出題形式に慣れる
- 3周目:間違えた問題に付箋を貼り、繰り返し解いてミスを潰す
- 直前週:★マーク付き問題を完璧に仕上げ、間違えやすい問題を徹底的に潰す
6. 試験当日の攻略と持ち物
- 時間配分:まずは一巡で「わかる問題だけ」を解き、二巡目以降で迷った問題を考える。
- 見直し:乙種の試験時間は1時間45分あるため、余裕があり焦る必要はない。
- 持ち物:受験票・写真・筆記具・過去問(直前確認用)。
7. 社会人でも時間を作る工夫
- 平日は1日1時間できれば十分。無理に詰め込まず継続を優先。
- 移動時間はスマホやテキストで過去問を解くのに充てる。
- 実技は書く練習が必須なので、家など落ち着いた場所で取り組む。
- 休日はやや長めに時間を取り、筆記と実技をバランス良く進める。
8. ギリギリ合格から学んだ「失敗しない勉強法」
ギリギリ合格になった理由は、電気基礎の中で理解しにくい分野を“捨てた”こと(例:正弦波交流/クーロンの法則/三相誘導電動機)。
ただし完全に放棄するのは危険。頻出公式・単位・過去問の型だけは必ず確保して最低限の得点源にすること。
- 基礎知識は広げすぎず、頻出に集中
- 実技は毎日書いて手を慣らす
- 教材を増やさない:1冊+過去問を周回
9. よくある質問(FAQ)
Q. 勉強時間はどのくらい必要?
A. 私は約60〜80時間(2か月)で合格しました。
平日は1日1時間ほど、休日は2〜3時間が目安です。
ただし試験前の1週間は追い込みの時期なので、できるだけ時間を確保して集中的に勉強することが大事です。
Q. 独学と通信講座、どちらが良い?
A. 消防設備士乙4は独学で十分合格可能です。
特に『消防設備士第4類(甲種・乙種)〈令和6年 上下巻〉』を活用し、★マーク付きの頻出問題を繰り返し解くことで、短期間でも得点力を安定させられます。
通信講座は体系的に学べる反面、費用が2万円以上かかることが多いですが、独学なら教科書代(約5,000円程度)だけで済むため、コスト面でも大きなメリットがあります。
Q. まず何から始めるべき?
A. まずは過去問を1周して出題の型を知り、その後に法令キーワードや構造・機能の暗記に取り組むと効率的です。
Q. 実技が不安です。どう対策すれば?
A. 実技は「この名称を答えなさい」という筆記形式が中心です。
過去問暗記と実際に書く練習を繰り返して、覚えた知識を手で再現できるようにしておくことが合格のカギです。