一人暮らしで「月10万円で生活できるのか?」を考えたとき、最大のカギは食費です。
外食ばかりに頼るとあっという間に生活費が破綻しますが、自炊を工夫すれば現実的に2.5万円前後で収めることが可能です。ここでは外食と自炊を徹底的に比較し、10万円生活に必要な現実的な食費シミュレーションを紹介します。
10万円生活では外食は成り立たない
昼はランチでも700〜900円
牛丼チェーンや定食屋で安いランチを選んでも、1食あたり700〜900円。毎日続けると月2.1万〜2.7万円になります。
夜は満腹を目指せば1000円超
ファミレスやラーメン、居酒屋定食などでしっかり食べると、1,000〜1,200円/食が標準。1か月で3万〜3.6万円。
外食合計は5万円超え
昼+夜だけで月5万〜6万円。これに家賃や光熱費を加えると、とても10万円生活には収まりません。➡ 完全外食生活は不可能です。
自炊なら食費は月2.5万円で収まる
朝はパン+ジャム+ジュース → 月2,600円
- 食パン(6枚100円 × 5袋)=500円
- ジャム(200円 × 月3回)=600円
- ジュース(1000ml=200円 × 7.5本)=1,500円
合計:2,600円
昼はインスタント麺+納豆+卵+米0.5合+麦茶 → 月6,300円
- インスタント麺:3,600円
- 納豆:900円
- 卵:900円
- 米0.5合×30日=2.25kg → 約900円
- 麦茶(パックで作る)=実質ゼロ円
合計:6,300円
夜は米+肉150g+野菜+麦茶 → 月12,000円前後
- 米:10kg 4,000円 → 月6.75kg消費 → 2,730円
- 肉150g×30日=4.5kg(鶏むねなら4,400円、豚バラなら6,700円程度)
- 野菜・副菜を加えて9,000円前後
- 麦茶(パックで作る)=実質ゼロ円
合計:約12,000円
その他(調味料・油・嗜好品) → 月4,000円
しょうゆ・みそ・油・塩胡椒などの基本調味料に加え、牛乳やちょっとした嗜好品を含めて月4,000円程度。
合計:自炊なら月24,900円前後
・朝:2,600円
・昼:6,300円
・夜:12,000円
・その他:4,000円
➡ 合計 約24,900円
買い物はまとめ買いで効率化
週1回のまとめ買いで十分
キャベツ・玉ねぎ・にんじん・じゃがいもなどの根菜は1週間余裕。卵や納豆もまとめ買いで問題なし。
野菜の日持ち目安
- もやし → 3日程度
- 小松菜やほうれん草など葉物 → 5日程度
- キャベツ・大根 → 1週間以上
➡ 冷凍野菜を買わなくても「まとめ買い+保存」で1週間は余裕です。
冷凍保存も活用
鶏むね・豚こま・ひき肉は小分け冷凍。余った葉物は下茹でして冷凍。これで無駄ゼロ。
飽きずに続ける工夫
- 毎日同じはNG → 刺身やステーキの日を入れて変化をつける
- リュウジのバズレシピで鶏むね・豚こまを美味しく調理
- 初心者でもレシピ動画を見ればすぐ作れる
- お菓子・デザート・酒を毎日欲しい人には不向き
外食と自炊の差額は年間30〜40万円
・自炊モデル:月24,900円
・外食モデル:月50,000円以上
➡ 毎月の差額は2.5〜3.5万円、年間では30〜40万円に相当。
まとめ
10万円生活では外食オンリーは絶対に不可能です。
しかし、自炊を工夫すれば月2.5万円以内で食費を収めることができ、10万円生活が十分成立します。
- まとめ買いで無駄を減らす
- 保存テクで食材を長持ちさせる
- 飽きない工夫で続ける
これさえ意識すれば、節約生活でも食を楽しみながら10万円生活を乗り切ることができます。

