消防設備士乙4を受験するには、まず試験日程を把握し、申込から当日の準備までをしっかり進めることが大切です。この記事では2025年(令和7年度後期)の試験日程の見方と、実際に受験した体験をもとにした準備の流れを解説します。
1. 消防設備士乙4の試験日程【2025年版】
消防設備士乙4は各都道府県で年数回実施されますが、試験日は各回「1日だけ」です。日程表に複数日が並んでいる場合は、試験日ではなく「電子申請の受付期間」や「書面申請の受付期間」を示しています。混同しないよう注意しましょう。
都道府県 | 試験日(1日) | 電子申請受付期間 | 書面申請受付期間 | 合格発表予定日 |
---|---|---|---|---|
東京都 | (例)2025年11月16日(日) | (例)2025年9月8日〜9月19日 | (例)2025年9月8日〜9月19日 | (例)2025年12月3日(水) |
神奈川県 | (例)2026年2月15日(日) | (例)2026年1月15日〜1月28日 | (例)2026年1月15日〜1月28日 | (例)2026年4月9日(木) |
最新かつ正確な日程は、必ず消防試験研究センターの公式発表を確認してください(地域ごとに異なります)。
2. 受験申込の流れ
消防設備士乙4の受験申込はインターネット申請と書面申請の2通りがあります。
- インターネット申請:公式サイトから手続き。顔写真データをアップロードし、クレジットカードやコンビニ払いで受験料を支払います。
- 書面申請:受験願書に写真を貼付し、郵便局で受験料を支払って提出します。
申込が完了すると受験票が送付されます。当日は必ず持参が必要なので、大切に保管しましょう。
試験手数料
- 甲種:6,600円
- 乙種:4,400円
受験料は申請時に支払います。払い忘れや支払い方法のミスがあると受験できないので注意してください。
3. 受験準備でやるべきこと
試験日程を確認したら、次は準備です。合格に近づくためのチェックリストを紹介します。
- 教材の用意:「消防設備士第4類 令和6年 上巻・下巻」と過去問をそろえる。
- 勉強スケジュール:2か月前から着手し、直前1週間は総復習と追い込みに集中。
- 苦手対策:電気基礎は最低2問を狙う。実技は漢字で書く練習を必ず取り入れる。
- 毎日の習慣化:社会人でも1日30分〜1時間を継続すれば合格点に到達可能。
ポイントは教材を増やさないことと、毎日少しずつでも継続することです。
4. 試験当日の持ち物チェックリスト
試験当日は忘れ物をすると受験できなくなる場合があります。必ず前日までに準備しておきましょう。
- 受験票:必須。写真が貼付されていることを確認。
- 顔写真付き証明写真:受験票に貼付済みでない場合に備えて予備を1枚。
- 筆記用具:HB〜Bの鉛筆またはシャープペン、消しゴム。
- 時計:アナログ時計がおすすめ(スマートウォッチは不可)。
- 身分証明書:運転免許証など本人確認ができるもの。
- 参考書や過去問:試験前の待ち時間に確認用。試験中は使用不可。
特に受験票・写真・筆記用具は必須です。当日の朝に慌てないよう、前日夜にバッグへ入れておきましょう。
5. 受験当日の流れと注意点
試験当日の流れを知っておくと、余計な不安を減らして試験に集中できます。実際の流れは次のようになります。
- 集合時間:試験開始の30分前には会場に到着するのがおすすめ。遅刻すると受験できません。
- 試験時間:筆記試験は1時間45分。十分余裕があるため、焦らず一巡で解ける問題から手を付けましょう。
- 解答のコツ:最初に解ける問題だけを一気に埋め、2巡目で考える問題に取り組む。時間が余るので、見直しも可能です。
- 受験者層:年齢層は比較的高めで、社会人経験のある受験者が多い印象。女性は少数派でした。
- 注意点:実技は「書く問題」が中心。暗記していても書けないことがあるので、直前まで書く練習をしておくと安心です。
全体として時間に余裕のある試験ですが、ケアレスミスで落ちる人も少なくありません。特にマークミスや漢字の書き間違いには注意しましょう。
まとめ|日程確認と準備で合格に近づく
消防設備士乙4は年に複数回実施される試験ですが、申込期限を逃すと次回まで待たなければなりません。早めに試験日と受付期間を確認し、教材やスケジュールを準備することが大切です。
当日の持ち物と流れを把握しておけば、余計な不安を感じずに本番に集中できます。特に社会人の場合は限られた時間をどう使うかが合否を分けます。直前1週間の追い込みを意識して、合格をつかみましょう。
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